皮膚の色は、色素細胞で作られる“メラニン”、赤血球の“ヘモグロビン”の他、“カロチン”などによって成り立っています。 従ってアザは、「メラニン系」、「血管系」と 「その他のアザ」に分けられます。
先天的に色素が欠損している白皮症や、後天的に発生する尋常性白斑などがあります。 皮膚の色であるメラニン色素を作っているメラノサイトが消失、あるいはメラニン色素が何らかの理由で作られなくなって生じます。 このアザは皮膚の基底層から、皮下の脂肪や筋肉の中まで存在することがありますが、生後間もない時期では、表皮をはぐだけで皮膚がきれいに再生され、色を取り除くことができます。 しかし、生後1ヶ月を過ぎるとレーザーによる治療が必要です。 中には、先天性の巨大母斑細胞母斑の様に数十年後に皮膚癌が発生したり、色素斑がまれに悪性に変化したりするものもあります。 ![]()
副腎皮質ホルモン外用や内服、ブリスター法による皮膚移植術、紫外線治療が主に行われています。 ![]() |