眼瞼内反とは「逆さまつげ」と呼ばれています。
逆さまつげと呼ばれるものの中には、本来の睫毛列以外の部分から生えてくる睫毛が眼球に当たってしまう睫毛乱生も含まれますので、内反とは区別します。
「先天性」と「老人性」に分類され、いずれもまつ毛が眼球に当たるのは、上まぶたの場合、下まぶたの場合があります。
原因としては、瞼板というまつ毛周辺にある軟骨組織の周辺の組織が厚い、皮膚の緩みやタルミによってまつ毛が押されるといったことで生じます。
■先天性
先天性は生まれつきの内反症です。
成長につれて改善傾向がありますが、小学校高学年になっても治らず症状が強い場合には手術を考慮します。
■老人性
老人性は加齢に伴うまぶたの緊張低下および、眼輪筋の収縮が原因です。
まつげを抜くと一時的に症状は改善しますが、まつげが生えると再発します。
※問題はまつ毛(睫毛)が内反しているのかまぶた(眼瞼)が内反しているのかということです。
睫毛の内反は瞼縁の向きは正常ですが睫毛が眼球に接しており、小児・若年者に多く見られます。
一方、眼瞼の内反は眼瞼そのものが内反し、瞼縁・睫毛が眼球に接しており、高齢者に多く見られます。
治療は睫毛内反では瞼が腫れぼったい方に見られる瞼の皮膚が厚いことや、皮下組織の過剰によって内反を生じているので、程度によって埋没法、Hotz法、Jones変法を行います。
眼瞼内反は内反具合によってJones変法、Wheeler法を用います。
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