瘢痕は通常約3〜6カ月間、やや赤く硬みを帯びていますが、その後、徐々に白く柔らかい成熟した瘢痕となっていきます。 ところがこの過程がうまく進まずに、赤く硬い状態が長く続き、徐々に赤みや硬みが強くなっていくのが肥厚(ひこう)性瘢痕やケロイドとよばれるものです。とくに、ケロイドは外傷など思い当たる原因がなくても、耳介(とくにピアス孔)、前胸部、肩部、恥骨部などによく発生します。 体質的な素因も大きく影響するといわれております。 ![]() 圧迫療法、外用剤・被覆剤、ステロイドのテープによる密封療法、リザベン内服(現在、ケロイド治療で認められている唯一の内服薬です。)、ステロイドの局所注射、手術治療 ![]() |